歯の治療を行なう上で、どのような方法を選択するのが迷っている人も多いのではないでしょうか。
中でもインプラント治療の場合は、他の治療方法と比べてもコストがかかることが多く、ためらってしまうことがあるかもしれません。
インプラント治療は、できる限り当人の歯を残し、他に影響を与えないようにする治療方法です。
術後すぐの生活に注意を払えば、他の治療方法よりも有用な治療方法です。
ここでは、インプラントした後の注意すべきポイントをご紹介します。
インプラント埋入後の食生活は?
インプラント治療は、人工歯根を埋め込む治療なので、他の治療に比べると大掛かりな外科的処置が必要になります。
そのため、尻込みしてしまう人も多くいるのですが、術後の食生活に関して言えば、他の治療方法を受けたときとあまり変わりありません。
刺激物を避けること、アルコールを避けること、硬いものをさけること、といった内容の注意を歯科医から受けることになりますが、これらは他の治療法と大して変わらない注意点です。
歯磨きなどについての注意
一般的に、インプラント治療後は抜歯が行なわれるまでは、歯磨き粉を使用せずに歯磨きを行なう必要があります。
インプラント治療の性質上、刺激を与えてしまうと傷口が開き、出血や歯茎の腫れなどの症状が出ることがあるからです。
そのため、インプラント治療を行なった部分を避けて、自分の歯だけを磨く必要があります。
通常、インプラント治療後は、抜歯までの間の歯磨きについての注意を受けるはずですが、もし注意などがない場合はインプラント治療を受けた病院に問い合わせて、使用する歯ブラシの種類、歯磨き粉、デンタルリンス使用の可不可をしっかりと確認しておきましょう。
激しい運動は避けること
インプラント手術後は、できるだけ静かに過ごすことが重要です。
刺激に与えてしまうと、治療部位からの出血してしまう恐れがあります。
激しい運動を行なうことで血流が早くなり、インプラント治療部分から出血してしまうこともあります。
これは傷口が開いた状態と変わりないので避けなければいけません。
できるだけ運動は避けるようにしましょう。
また、出血をそのまま放置してしまうと最悪化膿してしまう恐れもあるので、出血が多い場合は医師の診察を受ける必要があります。
入浴するときはシャワーのみ
これは運動をするときと同じ理由からシャワーのみにすることが望ましいです。
しっかりと湯船に浸かって体を温めると、血行が良くなりって出血してしまう可能性があります。
手術後はできるだけシャワーで入浴をすませるようにしましょう。
歯ぎしりや食いしばり等で刺激を与えない
インプラント手術後に、歯ぎしりで強い刺激を与えてしまうと、インプラント治療を行なった部分の傷口が広がる恐れがあります。
出血や雑菌の侵入などによって歯茎が腫れるなどの症状が引き起こされることがあり、抜歯までの期間が延びてしまったりすることもあるので注意が必要です。
歯ぎしりや強く歯を食いしばる癖がある人は、マウスピースを準備しておくようにしましょう。
インプラント治療を行う際は、口の中を清潔に保つことが大切です。
また、激しい運動もひかえる必要があるため、自分のライフスタイルを考えた上で治療する時期を決めましょう。
インプラントは目ためも自然な歯に非常に近くなりますし、良く噛めるようにもなりますから、迷っている方は一度医師に相談してみることをおすすめします。